「羨ましい感情から憧れと妬みへの心理学的変化とストレスケアの重要性」

メンタルケア

心理カウンセラーの鈴木慎也です。

誰しも羨ましいと思う瞬間はありますよね。

特にSNSの普及により
他人の成功やプライベートな部分に簡単に触れることができるようになりました。

だからこそ

人の事を羨ましい
と感じる瞬間も増えていると思います。

羨ましいというのは、とても不思議な感情で

ここから派生して
プラスにもマイナスにもなります。

今回はそんな
羨ましいと思う感情について
簡単にご紹介します。

プラスかマイナスか、0か

例えば

ジムで鍛えた体を
SNSに投稿している人がいます。

体形にコンプレックスのある人が
それを見て、羨ましいと感じました。

それを目指して、私も頑張ろうとなれば

羨ましさは『憧れ』に変わります。

体を鍛えてても、性格が悪そう
頭が悪そうなど、相手を落とそうとすると

羨ましさは『妬み』になります。

羨ましいけど
私はその分、仕事を頑張っている
友達がたくさんいる

など自分は自分と考えられると

羨ましいは一時的な感情で消滅します。

羨ましいと感じた後

追いかけようとするのか
相手を落とそうとするのか
気にしないのか

それだけで
その後の感情は大きく変わってきます。

考え方のコツはいくつかありますが
まず羨ましいと感じた瞬間

その後自分がどの様な心理になっているのか

一度確認してみてください。

憧れ

プラスな感情に変換出来たケースです。

羨ましいと思えたことで

それが憧れになり
自分の原動力となります。

それを維持する為に気を付けたいのは

失望と競争です。

憧れには
必ず失望というリスクが付きまといます。

憧れは、ある意味
その人への期待でもあるのです。

ただ、憧れはあくまでも一方的な感情です。

自分の理想とは違う言動を見てしまった時や
期待外れだったとき

失望して、羨ましいという気持ちが

妬みに変わってしまう可能性があるのです。

気持ちが一方的であればあるほど
失望した時の反動は大きくなります。

あくまで自分の中での指標として割り切って

万が一期待外れだったとしても
失望し過ぎない様にしましょう。

また、自分が憧れるという事は

少なからず同じように
羨ましさを憧れに変えられた人がいます。

目標に向かって進む上で
競争相手がいるのは良いことですが

競争していく中で
相手の悪い部分を見つけようとして

いつの間にか
憧れが妬みに変わらない様に注意しましょう。

妬み

妬みについては 

細かくお話すると長くなってしまうのですが

簡単に言うと

正義感や平等意識が高く
こうあるべき
という気持ちが妬みに見えてしまう場合と

単純に羨ましさが
妬みに変わってしまう場合があります。

正義感や平等意識が原因の場合は

本人もあまり妬んでいるという意識はなく

自分が思うあるべき姿からかけ離れていると
修正したいという感情です。

今回お伝えしたいのは
羨ましさが妬みへ変わってしまうケースです。

この場合、本人も妬んでいるという意識もあり

自己嫌悪に陥りながらも
やめられないという事が多くあります。

妬んでいる人も、妬まれている人も
その周りの人も、全員がマイナスな感情です。

羨ましさが妬みに変わってしまうのは

自分と他人を分けて考えられていない事
自分を認めてあげられていない事

が大きな原因です。

これは
いわゆる自己肯定感や自尊心
と呼ばれる気持ちを高める事で解消出来ます。

妬まないためには

妬まない為には

自分が何か一つ誇れるものを見つけるのが
一番良いのですが…

自尊心が低い人は
自分が誇れると思えるレベルが非常に高く

そんな簡単に
自分を認めてあげる事が出来ません。

何度か過去の記事でもご紹介しているのですが
一番簡単な方法として

良い人であることを心がけましょう。

良い人の定義は、自分基準で問題無いです。

ゴミが落ちてたら拾う
電車やバスで席を譲る
困ってそうな人には声を掛ける

何でもいいので

自分の中で良い人を意識して
生活してみてください。

良い事をすると感謝されます
周りの空気も良くなります

親切にした事で、親切にされる事があります。

良い人であり続けるだけでも
自分の中で、自分の価値は上がっていきます。

そして良い人でいる為には
心の余裕を持つことが大切です。

結局あるあるな対処法になってしまいますが

よく食べて、よく眠って

良い人でいる為の余裕を作りましょう。

【終わりに】

羨ましいという感情は

プラスにもマイナスにも、0にもなる
とご紹介しました。

長くなってしまったので
0の場合の話しは割愛しましたが

実際他人は他人、自分は自分

と割り切って
羨ましいという感情は
そのまま変化せず、消えることが一番です。

自己肯定感や自尊心を高める為に
日々のストレスケアを大切にしましょう。

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