ストレスと体温の関係:高熱型と微熱型のストレス性熱について

メンタルケア

「ストレスが原因となって体温が上昇することがある」
という現象をご存知でしょうか?

ストレスによる体温の変化は、大きく2つのタイプに分かれ

一つは高熱型、もう一つは微熱型です。

この記事では、それぞれのストレス性体温変化について詳しく掘り下げ
なぜこれらの現象が起こるのか解説します。

ストレス性には高熱タイプと微熱タイプがある

高熱型

高熱型のストレス性体温変化は
急激に高体温を示すもので、その回復も早い傾向があります。

例えば、手術当日の朝に39℃の高熱が出たが
手術が中止になるとすぐに下がるようなケースがあります。

これは、精神的な活動や緊張に伴って
急に体温が上昇することがあるタイプで、子どもたちにも見られることがあります。

このタイプは解熱することができますが
ストレスの原因を解消しない限り、何度も繰り返すことがあります。

時折、スポーツ選手が試合前に高熱を発熱し
試合後には平熱に戻るという事例も報告されています。

微熱型

微熱型のストレス性体温変化は
37℃~38℃の微熱程度の高体温が持続するタイプです。

これは、慢性的なストレスや
複数のストレスが重なる状況でよく見られ、働き盛りの成人に多いです。

微熱型は頭痛、倦怠感、不眠などの身体症状と一緒に現れ
日常生活に影響を及ぼすことがあります。

このタイプの微熱は、ストレスの軽減と共に自然に収束することもありますが
原因が解決してもしばらく続くことがあります。

さらに、微熱があると倦怠感が増強し
集中力が低下したり頭痛が起こったりするため、日常生活に支障をきたすことがあります。

ストレスによる熱と感染症による発熱の違い

感染症による発熱

感染症による発熱は、通常炎症を伴います。

ウイルス感染によって引き起こされ
脳が交感神経と筋肉に体温上昇の指令を出すことで発生します。

この際、炎症性サイトカインと
プロスタグランジンE2 (PGE2)という物質が関与します。

感染症にかかった場合、解熱薬などが効果的で
熱を下げることが可能です。

ストレス性の熱

一方、精神的なストレスによる体温上昇は
ストレスへの対処として交感神経が活発化し、体温が上昇します。

この場合、炎症性サイトカインとPGE2は関与せず
解熱剤が効果を発揮しません。

このため、病院での検査では異常が見られず
「心因性高体温」という表現が一般的に使用されています。

しかし、最近では「ストレス性高体温症」と呼ばれることも増えています。

終わりに

病院での検査で異常が見られず
原因不明の微熱に悩むことがあるかもしれません。

しかし、心配せずに、日常のストレスや心の状態を振り返りましょう。

ストレス性の体温変化は
精神的な要因によって引き起こされるため
心身の健康に気を付けることが解決への第一歩です。

自分のストレスを把握し、適切に対処することで
体温の安定を取り戻しましょう。

医師との相談も大切ですが
健康的な生活習慣やストレス管理方法の見直しも忘れずに行いましょう。

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